通常の訪問入浴サービスは、3名体制のユニットを組んで行われます。
この体制の内容は、サービスのメインの介護職員と、メインの職員の補助的な役割の仕事をする介護職員、そして利用者の健康状態を入浴前に確認する看護師です。
まず、サービスを受ける利用者の自宅に到着したら、補助的な役割の仕事をする介護職員によって、浴槽が室内に運び込まれます。
看護師は、この間に利用者のバイタルチェックを行い、血圧や熱、脈拍などを測ります。
これは、利用者が入浴することで体に負担がかかる為で、他にも利用者の家族に最近の体調の様子などを聞くことで、問題が無いか入念に調べていきます。
訪問入浴サービスは、医師による事前の許可が利用者には必要になります。
その為、サービスを受ける利用者は、健康状態を医師の指示に従って看護師が確認します。
医師が作った入浴可否意見書を、業者によっては前もって準備している場合もあります。
その為、入浴の判断は、この入浴可否意見書に記載された条件を順番にチェックします。
入浴可能と看護師が判断して、浴槽まで利用者を運ぶ手伝いや脱衣なども補助します。
この時に利用者の身体に外傷を見つけた場合は、入浴時に痛みが無いようにケアも行います。
訪問入浴サービスで中心となって対応するのは、2名の介護職員ですが、実際には大人1人の入浴はとても大変なので、看護師は体や髪を洗う仕事の補助を行うこともあります。
利用者の入浴後は、体調の変化などを確認します。